祭食兼備

定年後の生活を満喫。食に、遊びに、生活のちょっとした工夫を楽しんでいます。

趣味

読書の時間⑫

投稿日:

カズオ・イシグロさんの「日の名残り」を、図書館で借りて読んでいます。(遅まきながら)
品位ある執事の生きざまや、時代を生きてきた姿が丁寧な文章でつづられています。
翻訳もすごくうまいなぁと感心。原文は読めないんだけど、きれいな上品な文章が気に入っています。
大英帝国時代のイギリスが消えていく状況を、静かな日々でつづられています。

すごくいい作品なのに、読んでいくうちに大ヒットした「ダウントンアビー」(英国貴族のドラマ)の情景が見えてきて、文章から広がる世界でなく、NHKの画面が私の中で広がってくるのがすごく残念。
 
長く執事をして齢を重ねた男性が言った言葉が残りました。
「人生、楽しまなくちゃ。夕日が1日で1番いい時間なんだ。足を伸ばしてのんびりするのさ。夕日が1番いい」

アドセンス広告

アドセンス広告

-趣味

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

井上直久の絵画展

茨木市制施行70周年記念「井上直久の世界展」(阪急百貨店梅田)を見てきました。 井上さんは居住の茨木を「イバラード」と呼び、架空の幻想世界でなく目の前に広がる現実世界を、独特な画風でキラキラした景色を …

読書の時間3-⑤

「膠着 こうちゃく」(今野敏 著) 帯の「全サラリーマン共感の嵐」の通り、ある・あるストーリーがとても面白かった。 新入社員が仕事のミスを克服していく、組織に振り回されながらも模索して成長する姿に単純 …

小林研一郎と関西フィル

小林研一郎(指揮)の「夏休み名曲招待席」(関西フィルハーモニー管弦楽団)を楽しんできました。 ファミリーコンサートと銘打っているので、曲ごとに解説が入り、聴きどころを小林さんがピアノを弾いたり歌ったり …

読書の時間1-⑮

今さら読むの?ってな本「定年後 50歳からの生き方、終わり方」(楠木新著) 読みました。 定年後の社会とのかかわり方や「現実」を取り上げ、生きるヒントをくれる本・・・らしいが、なんだか知り尽くした世界 …

宝塚歌劇星組観劇

「ANOTHER WORLD」とショー「キラールージュ」を観劇してきました。 この公演は初舞台生お披露目公演なので、口上もあり、いつも以上に華やかです。 お芝居は、見てびっくり! なぁんと!「抱腹絶倒 …

プロフィール

プロフィール

profile

性別:「女性」

「私らしさ」を探索しながら、清く正しくのんびり歩いています。

アドセンス広告