「そして、バトンは渡された」(瀬尾まいこ 著)
2019年本屋大賞受賞作。
期待して読み始めたら、中高生時代の普通の生活で、大きな事件もなく平和な日常が続いていて、前半は少々疲れた。
と読み進んでいたら、さすが本屋大賞!
大事件がなくても、温かな世界のなかから、からんだ糸がほぐれてきて、後半は一気に引き込まれました。
幼い頃に母と死別し、父は単身赴任で、なぜか親が次々と変わっていく女の子。今までにないこんな状況を考えた作家に驚く。そして文脈全部が温かくて、みんないい人なのが心地いい。
定年後の生活を満喫。食に、遊びに、生活のちょっとした工夫を楽しんでいます。
投稿日:
「そして、バトンは渡された」(瀬尾まいこ 著)
2019年本屋大賞受賞作。
期待して読み始めたら、中高生時代の普通の生活で、大きな事件もなく平和な日常が続いていて、前半は少々疲れた。
と読み進んでいたら、さすが本屋大賞!
大事件がなくても、温かな世界のなかから、からんだ糸がほぐれてきて、後半は一気に引き込まれました。
幼い頃に母と死別し、父は単身赴任で、なぜか親が次々と変わっていく女の子。今までにないこんな状況を考えた作家に驚く。そして文脈全部が温かくて、みんないい人なのが心地いい。
執筆者:masumi
関連記事
実家に行くと「キーボード」が!!カラオケサークルに通っている父が、演奏して皆と歌うのだと購入してた。「軍歌」しか歌えないが、登録されている曲にはもちろんない。ハーモニカ、オカリナを習いに行くも数か月で …
「始まりはジ・エンド」(新津きよみ 著) 文庫の新書紹介で、作者は短編ミステリーの名手と紹介されていたので、手にしました。 ジ・エンドは最後だけでなく、一区切りの生き方を描いた短編集です。 身辺整理や …
宝塚月組公演「Eternal Voice消え残る想い」「レビュー グランド宝塚110」を観劇。 トップ二人の退団と初舞台生のお披露目公演なので、立ち見が出るほどでした。 ミュージカルは英国の中世の歴史 …
昭和20年から開催されている恒例「春の院展」(うめだ阪急百貨店)に行きました。 迫力ある日本画がたくさんありましたが、私は朝顔の透き通るような花びらを描がいた作品に釘付けでした。日本画の透明感が集約さ …