「これでおしまい」(篠田桃紅 著)
3月に107歳で亡くなられた「書」の美術家。
篠田さんは名前は知っているが、活躍を知らないと思っていました。
しかし今回本を読んで、テレビ特番で拝見、作品も見たことがあるのを思い出しました。
本は人生編(生い立ち)とことば編に分かれていて、言葉はいままでの名文の集大成。「うん。うん」とうなづきながら読み、心の浄化のひとときでした。
*時間というものをいい思い出になるように持てたら、人間はいいなと思いますね。
*人と人との出会い、そのやりとり。この世ではこれが何よりも面白く、何よりコワイ。
*幸福というのはその人の自覚ですから。
*長生きというのは、色々思い出をつくるために生きているみたいね。