京都市歴史資料館主催「明治150年記念講座」のひとつ、「西郷隆盛と京都」(講師 家近良樹)を聞いてきました。
会場は二条城近く「同志社新島会館」で、礼拝室にもなるきれいな会議室でした。
西郷隆盛 49歳の生涯
歴史的には薩長同盟、江戸城無血開城、西南戦争などがありますが、お話は個人の魅力に。
*大久保は天才肌ですが、西郷は多くの経験を積んだことで行動した。
*人生の前半は無邪気な男、後半は演技派の男(自分の意見を主張せず)。
*ものすごく気配りをする人で、気をつかいすぎて疲れて体調不良になっていった。
感情量が豊かで、緻密・繊細な性格で、ストレスもためやすかった。2度の島流し、対象相手に感情移入しやすい、部下への指示も細かく念入り、潔癖な性格。
*息子は第2代目京都市長になり、第2琵琶湖疎水や市電の業績を残した。
幕末維新史が専門の家近教授は「幕末は西郷によって魅力的になった」と語り、新しい観点の幕末のお話を聞けました。