「常設展示室」(原田マハ 著)
原田さんは日本やNYの美術館に勤務。鑑定や研究などの専門職(キュレーター)として独立後、小説も書いています。
絵画に詳しい作家なので、(私が読んだ)小説はすべて「絵画」が取り上げられています。
歴史を含めたいろんな絵の見方で描かれているので、私にとってはとても新鮮。
が、どの小説も絵画が絡んでいて、最近はパターン化されてきた感じがします。新領域の作品を期待。
(WOWOWで日本の美術館を巡り、建物や絵画の解説番組は面白かったです)
この本は小説新潮に掲載の短編集。
全作品が「絵画」にまつわる人生模様でした。