東大寺近くを歩いていたら、落ち着いた庭園が見えました。通り過ごそうとしたら、「満65歳以上、入場料免除」とあったので思わず入ってしまった。
「吉城園」は奈良県が管理していて、興福寺の子院魔尼朱院が明治に民間所有となり、庭園と建物が作られました。建物は大正期の近代和風住宅が有形文化財指定。
園内は池の庭、苔の庭、茶花の庭があり、かなり広い敷地で、茶室では茶会も開かれていました。
起伏ある池の庭は日本庭園がうまく凝縮されていて、苔の庭は多種の苔が混ざり合ってきれい、茶花の庭は清楚な茶花がひっそり咲いていました。期待以上に見ごたえあり。ちなみに「外国人観光客もパスポート提示で無料拝観」。だから拝観者のほとんどが外国人と高齢者。一般大人は250円でした。
チケット売場のお婆さんがおしゃれでしゃれた人だなと見ていたら、外人相手にペラペラしゃべってた。