祭食兼備

定年後の生活を満喫。食に、遊びに、生活のちょっとした工夫を楽しんでいます。

趣味

文学少女・紫式部

投稿日:

百人一首を読み解くセミナーに行ってきました。
講師の林和清(歌人)は解説がわかりやすく、講談師顔負けの話し方で面白い。
今回は、文学少女で控えめな「紫式部」のお話です。(はっきりモノ言う清少納言と対比)

母を早く亡くしたため、学者の父に付いて転勤などしているうちに婚期を逃しかけたが、父の弟子と結婚する。
今時の言い方で解説してくれるので、わかりやすく面白い。たとえば
*父は政権が代わり失職。10年に及ぶ就職活動の結果(地方長官)職を得る
*右衛門の佐宣孝(紫式部・夫)はハデな恰好好き。青の襖、紫の指貫、白い狩衣、山吹色の内衣を着て人に笑われている。(枕草子には「あわれなるもの」と書かれている)
*5人も子供がある中年男(宣孝)と婚期を逃しかけた文学少女(紫式部)が結婚するも、夫は急死。それを機に源氏物語が書き始められる。
*源氏物語は先に書かれたのと、人気が出てあとから付け足した話が混在している
*政権争いの渦に巻き込まれた紫式部は、鬱になり出勤拒否症にもなっている。
*ユネスコ世界偉人登録は、日本では紫式部1人。

などなど、本当?みたいな興味ある話が、いっぱいでした。

 

アドセンス広告

アドセンス広告

-趣味

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

読書の時間2-⑮

「罪の轍(わだち)」 (奥田英朗 著) 「各紙誌絶賛!続々増刷」「600ページ近い大作ながら、読み始めたらやめられない怒涛の面白さ」評を新聞で読んで、すぐに図書館に予約。 本を手にしてがく然。分厚いし …

読書の時間5-⑫

「老いる意味」(森村誠一 著) 最近は「老い」に関する本がたくさん出ていますよね。 人気推理小説作家が、どんな切り口で書いているのか興味があり手にしました。 高齢者に入りかかった私にとっては、「ある・ …

宝塚月組観劇

ミュージカル「カンパニー」、ショー「BADDY」を観劇してきました。 平日でも満員のタカラヅカです。 サラリーマンとバレリーナのお話は、初心者には入りやすいテーマだと感じました。 逆に古株ファンの私と …

読書の時間7-⑨

「秋ホテル」(北方謙三 著) 父親が残した岬の静かなホテルをのんびりと守っていた主人公が、ハードボイルドの世界に巻き込まれるスリリングなお話。 最初はおだやかに時が過ぎていくのだけど、あれ?あれ?と何 …

盤上の向日葵

本屋大賞にノミネートされたのを知り、すぐに図書館に予約を入れた柚月裕子作の「盤上の向日葵(ひまわり)」。やっと順番が回ってきた。 話題の将棋の棋士のお話で、ミステリーなので、ワクワクし分厚い本なのに一 …

プロフィール

プロフィール

profile

性別:「女性」

「私らしさ」を探索しながら、清く正しくのんびり歩いています。

アドセンス広告