図書館で偶然見つけた本、知る人ぞ知る「トーマの心臓」。
1974年から連載された漫画で、学生時代の私は夢中になりました。
今までの漫画にない内容のむつかしさで戸惑いましたが、絵の美しさにひかれ読んでいくと、ドイツのギムナジウム(寄宿生の学校)が舞台で、少年たちの怪しい雰囲気と関係が何とも言えず。
人間愛と言うか宗教的な内容もあり、引き込まれていきました。
本は萩尾望都原作、作家は森博嗣です。
まったく同じと言うわけでなく日本が舞台ですが、私が漫画に感じたピュアな少年たちの世界が描かれていて、面白かったです。
当時はもと様の世界に夢中でした。
漫画はほとんど読んでない私。
萩尾望都って名前だけで「あー難しそう」って
思う子でした。(笑)
確かに漫画にしては難しかった。
しかしそこを乗り越えると、はまっちゃうのがモト様でした。
この本は、哲学・宗教・死が感じられるだけでなく、少年愛みたいなのが全体にプンプンしていて、ワクワクドキドキしながら読んでいたのを思い出しました。