龍谷大学主催「心の講座」を聞いてきました。
1講「平安時代の阿弥陀仏信仰」(梯 大学教授)
*阿弥陀仏信仰は飛鳥時代から始まり、阿弥陀さんはお迎えに来てくれ(臨終来迎)、あの世は華やかな所という信仰。
*比叡山の不断念仏、常行三昧、九品往生の図、摂取不捨など初めて聞く言葉も学べました。
2講「数学する風景」~数学を通して人間を考える~(独立研究者 森田真生)
むちゃくちゃ面白かったです!
話は膨大で文章にできないくらい盛りだくさんでした。
*世界は「網状」になっていて、お互いがお互いにかかわって輝いている。
しかし網のいくつかを切ると、基点を上にして下に広がり「樹」(の逆)のようになる。
基点から物事を考えていくのが数学的思考。
*ロボット開発では人工知能の知能はいらない。規則に従えば開発は進む。
昔のコンピューターは考えてから動かそうとするので時間がかかりすぎたが、今はまず動くことからスタート。それによりお掃除ロボットなどが開発された。
*2-4=0 石2個から4個取ると(2個しか取れないが)0になる。
(2-4)+4=2 石2個から4個取って4個増やしたら2個になる。このような概論論理の学問が「数学」だそうです。
*パスカル、デカルト、ピタゴラスなど、今までなら見向きもしない名前が出てきて、彼らにとても興味がわいてきました。(特にデカルトが面白い)
番外:前ぶり話で、いやな人と出会っても「ご縁がある」と思えば世界は広がる。昔の知恵でいい言葉ですねと。(そうそうと納得)