なんとも恐ろしいタイトル。
近松門左衛門作で、文楽1721年初演です。えげつないタイトルなので、今まで観る気は起こらなかったのですが、歌舞伎ファンの友人が誘ってくれたので、初鑑賞してきました。
(歌舞伎ではよく上演されているそうです)
放蕩男が油屋女房に切りつけるところは、油に滑りながら壮絶な殺し場面を人形だけで表現しているのが、すごかった!
歌舞伎では油(水?)をかぶったりの演出があるそうですが、文楽は人形遣いの技でそれを観客に感じさせてくれます。舞台狭しと、人形が滑って走ってと動き回ります。息のむ場面でした。
幕間にお弁当を食べて、優雅に4時間の観劇を楽しんできました。