「日本文学を読む・日本の面影」(ドナルド・キーン 著)
先日読んだ「黄犬交遊抄」に感動。日本文学研究者のキーンさんが、どのような講義をされていたのかをもっと知りたく、この本を手にしました。
アメリカ生まれのキーンさんが、徒然草・芭蕉の俳句・人形浄瑠璃・西鶴の面白さなどを語ってくれます。
さらに二葉亭四迷や大江健三郎など、6年間雑誌連載した49人の日本の作家を解説。すごいです。
授業で習ったが作品を読んだことがない作家が多く、「日本文学読みたいぞ」心境になりました。
ただ・・キーンさんの講演を文章にしたものは、少しくどくて私の中では消化不良。連載の文章は興味深かったのですが。
多くの作家紹介のおかげで、私の日本文学への興味がわいてきました。